親が元気なうちに!高齢親との旅行で失敗しない宿選びのポイント3選

「親が元気なうちに、
一度は旅行に連れて行ってあげたい」

そう思って計画を立てるものの、
自分たちの旅行とは勝手が違って
不安になりませんか?

足腰の状態、トイレの心配、食事の内容…。
今回は、実際に両親のリアルな声を元にまとめた、高齢者との旅行で失敗しない宿選びのポイントをご紹介します。

目次

1.【部屋選び】広さよりも「移動と寝起き」の楽さを

Pillow on bed decoration room interior

せっかくの旅行だからと「景色の良い高層階」や「広い和室」を選びがちですが、高齢者にとってはそれが逆に負担になることもあります

「ベッド」がある部屋(和洋室)を選ぶ

畳の布団から起き上がるのは、足腰に大きな負担がかかります。すぐに横になれるベッドが安心です。

エレベーター近くの
「低層階」をリクエスト

万が一の避難経路の確保や、
大浴場への移動疲れを防ぐためです

※ただし、エレベーターホールの真横は人通りが多くうるさいので、「近くても静かな部屋」と相談するのがベター。

部屋のトイレを確認

夜間のトイレは転倒リスクが高いです。部屋の中に、段差のない洋式トイレがあると嬉しいです。

加湿器の有無

宿泊施設のお部屋は乾燥しがちです。特に高齢者は喉が乾燥しやすいため、寝起きに体調を崩さないようチェックしましょう。

2.【食事選び】「量より質」と「リズム」を大切に

高齢の女性がビュッフェを楽しんでいる。テーブルにはバナナ、ハンバーガー、コーヒー、サンドイッチなどが並んでいる。
※写真はイメージです

旅の醍醐味である食事ですが、張り切りすぎて豪華にしすぎると、胃もたれして翌日に響いてしまうことも。

消化に良いメニューか(量より質プラン)

揚げ物や脂っこいものが多すぎないか確認を。最近は宿によって「シニア向け・少量懐石プラン」などもあります

いつもの食事時間に近いか

夕食が遅すぎると生活リズムが崩れ、体調不良の原因になります。なるべく普段の時間に合わせてあげましょう。

リラックスして食事できそうか

  • 土日祝日のガヤガヤしたバイキングや団体客の多い会場だと、感染症の不安もありますし、何より落ち着きません。大会場の場合、なるべく平日の空いたタイミングを狙いましょう。
  • 「椅子・テーブル席」であることも重要です(座敷は膝が痛くなるため)。

【立地・移動】実はここが一番重要!「トイレと病院」の確保

宿そのものよりも、実は「たどり着くまでの移動」が一番のプレッシャーになっていることをご存知ですか? 「腰が痛くなったらどうしよう」「トイレに間に合わなかったら…」という不安を取り除いてあげましょう。

移動手段とトイレ休憩の確保

  • 新幹線・特急: トイレ付き車両なら安心感があります。エコノミー症候群を防ぐためにも、自分のペースで立ったり座ったり、車内を歩いたりできるのが安心ですね。
  • 車(レンタカー): 自分のペースで動けますが、事前に「道の駅」や「コンビニ」など、トイレ・売店がある場所を調べておきましょう。

宿周辺の医療機関

持病がある場合は特に、宿の近くや道中に救急病院があるかを調べておくと、お守り代わりの安心材料になります。

できれば「駅近」か「送迎あり」

駅から宿までの移動も、タクシーや送迎バスがスムーズに乗れるか確認しておきましょう。

まとめ

親孝行旅行で一番大切なのは、
豪華な部屋や食事ではなく、
「親がいかにリラックスして過ごせるか」です。

今回ご紹介したポイントは、
少し細かすぎるように見えるかもしれません。

でも、この準備をしておくだけで、
親御さんの「迷惑かけたらどうしよう」という不安が消え、心からの笑顔が見られるはずです。

ぜひ、素敵な親孝行旅を
計画してみてくださいね!

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この記事を書いた人

あきしずのアバター あきしず 70代の親を持つ実家遠距離組の娘です

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